我々のコンセプトは
「微生物で何かをつくりだそうとする」です。
微生物で何かを作ろうとしている人にはもってこい…かも?!
<トピックス>
・緑藻細胞を利用した新規プラスチックス素材の開発
・化粧品/食品素材として簡便に用いることのできる緑藻カプセル化法の開発
微生物による物質生産は近年大きな注目を集めています。その理由として、化学合成にありがちなキラル活性の問題を除外できることや、 化学合成しにくい高分子化合物の生産に可能性を有していること、代謝反応の活用により高効率に目的物質を回収できる可能性があること、種を選べば環境にやさしいことなどが挙げられます。
微生物細胞そのものを素材に用いて
プラスチックスを作製する初めての試み
また単に微生物細胞に代謝産物を作らせるだけではなく、微生物細胞そのものを素材に用いてプラスチックスを作製する試みもなされています。本研究室が世界で初めて作製した細胞プラスチックスは、光合成できる緑藻細胞そのものを用いて作製される炭素循環型の素材です。
細胞を直接素材として使えるかの挑戦
細胞プラスチックスは細胞そのものを素材に用いるので、抽出工程を挟まずに直接細胞を用います。
循環型資源としてのコンセプト
そこで我々は、循環型社会の構築に期待される緑藻を用いる微生物共培養システムやゲノム編集技術で代謝改変した微生物を用いる化粧品・医薬品素材の高生産システムの構築を目指し、日々研究を進めています。また、NEDO未踏チャレンジ2050にプロジェクトとして採択中である、緑藻細胞を利用した全く新規なプラスチックスの開発も絶賛進展中です。
…その他研究テーマを提案中です。なんせ、論文を書きましょう。
<トピックス>
・酸化酵素と多孔物質を組み合わせた環境浄化系の開発
・カーボンブラックのサイズ排除性を活用した新規技術の開発
共同研究内容なので詳細を公にはできませんが、活発に研究活動を進めています!
すでに、作製されたカーボンブラックが酵素の繰り返し利用のための担体として使えることを明らかにしています。
…その他研究テーマを提案中です。なんせ、論文を書きましょう。
<トピックス>
・植物系代謝経路を活用したボタニカル成分の高生産性系の開発
・希少性の高い化粧品/食品素材生産系の開発
・医薬品素材 (特定の医薬品) の生産系の開発
共同研究内容なので詳細を公にはできませんが、活発に研究活動を進めています!
既に、特定の刺激に対してC. reinhardtiiがどのように細胞内応答するのかについて
トランスクリプトーム解析によって明らかにしています。
<トピック>
・効率的な残渣利用培養系の開発
株式会社 明治と協力しながら進めています!オミクスの観点から微生物叢の応答を明らかにしようとしています!
興味がある方は研究室まで。
<トピック>
・学内共同研究
応用生物学部、工学部、コンピュータサイエンス学部の先生方と一緒に研究を進めています。
他の学術分野に触れながら専門性を高めたい人にはもってこいのテーマかもしれません。